千賀に石田、石川も 侍初選出に値するVS外国人低被打率

 WBCを来春に控え、10~13日の強化試合を経て侍ジャパンの大会メンバーが決まる。国際試合に強い投手を考える時、各チームの外国人打者に対する強さも参考になるだろう。そこで今季対外国人の被打率が低かった投手を探すため、規定投球回に到達した日本人22人をランク付けした。

ソフトバンクの千賀

 1位は今季先発として開花した千賀(ソ)で、被打率・148と圧巻の成績だった。2位は石田(D)で・172。3位は石川(ロ)と金子(オ)が・193で同率だった。千賀、石田、石川と、今季の飛躍で強化試合に初選出された若手がトップ3に顔をそろえた。

 千賀は防御率2・61は両リーグ5位だが、被打率は・207で両リーグトップ。対外国人の被打率はさらにグンと低くなる。特にデスパイネ(ロ)に20打数2安打、レアード(日)に15打数2安打、メヒア(西)には14打数2安打と、リーグを代表する強打者に強かった。なおランク対象外ながら、侍ジャパンに初選出された宮西(日)は、対外国人10打数0安打で被打率・000。世界一奪回へ、ともに頼もしい存在となりそうだ。(記録課・矢吹 大祐)