大引、奉納試合で10年越しの2戦連発 有言実行「一発打ってやろうと」
◇明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 ヤクルト―東京六大学選抜(2016年11月5日 神宮)

宣言通りに10年ぶりの「2戦連発」だ。明治神宮外苑創建90年記念奉納試合、ヤクルト対東京六大学選抜戦で、ヤクルト・大引が3ランを放った。
4回、3点を先制してなおも一、二塁。立大・沢田圭の高めの球を強振。打球は高々と舞い上がり、左翼席に達した。笑みをこぼしてダイヤモンドを回り「完璧でした。切れるかなと思ったが、ポールの内側を通ってくれました」とうなずいた。
法大に在籍していた10年前。80年記念試合は東京六大学選抜の一員として出場していた。1番打者として、いきなり先頭打者弾。オリックスでプロ人生をスタートさせ、ヤクルトの一員となって再び臨んだ奉納試合で「前回は無我夢中だったが、今回は一発打ってやろうと思った」と密かにアーチを狙っていた。有言実行となり「目標が達成できてよかった」と目尻を下げた。