阪神・金田 100万円減 小学校後輩の中崎に対抗心「負けたくない」
100万円減の1400万円で更改した阪神・金田は、小学生時代の2学年後輩にあたる広島・中崎を発奮材料に来季の巻き返しを狙う。

「負けたくないという思いはあります。自分も、同じ舞台でやらないといけないという気持ちはあります」
地元・鹿児島の少年野球チーム「財部サンデーズ」でともに汗を流した仲。制球難の影響でわずか6試合の登板に終わった自身とは対照的に、中崎は広島のクローザーとして61試合に登板して34セーブ。優勝にも貢献した後輩の姿には自然と闘争心を駆り立てられる。
球団からも「期待していた活躍じゃなかったので、しっかり来季はたのむ」と檄(げき)を飛ばされたといい、来季は結果で証明するしかない立場になる。そこで目標として掲げるのが、2年目の14年シーズンに達成した40試合登板。「おととしに40(試合)投げてるので、そこを目標にやっていきたいです」と意欲を見せる。
シーズン終盤にセットポジションから前足に体重をかける新フォームに変更。「目指すべきところが決まって迷いがなくなってきた」と好感触をつかんだ。来季27歳をむかえ、中堅の域に。勝負の5年目の戦いはもう始まっている。 (巻木 周平)