阪神・糸井に聞く「初めて親父に連れて行ってもらった球場も甲子園」
【阪神・糸井に聞く】

―晴れてタイガースの一員となった今の気持ちを。
「いろいろ、ここ2カ月ぐらい考えて今日を迎えられ、すごくうれしく思う」
―移籍を決断した一番の要因は。
「やっぱり個人的なことになるんですけど、自分自身もっと上を目指したい気持ちと、それに(加えて)変化というのは必要だったんかなと。チャレンジしようと。やっぱり金本監督の言葉にはすごく心を打たれました」
―初めての恋人しかり、熱い言葉があった。
「優勝するために力を貸してほしいと強く言われて、選手としては、すごくありがたい言葉でした」
―甲子園球場のイメージは。
「交流戦で少ししかプレーしてないですけど、やっぱり野球をやってる人の目標の場所。高校生とかも含めて。聖地と言われるだけの球場なので、早くそこで走り回りたいですね」
―糸井さんからFA移籍経験者の金本監督に聞きたいことは。
「技術面とか、いろいろ教わりたいなと思っています」
―オリックスへの思いは。
「トレードという形で4年間やらせてもらったんですけど、本当にやりやすい環境で、野球に集中できて打ち込めたというのがあるんで、本当に感謝しています」
―阪神ファンへ一言。
「来年から阪神タイガースさんでプレーさせていただく糸井嘉男です。監督を胴上げするために必死になって頑張りたい。応援よろしくお願いします」
≪囲み取材で≫
―タイガースに入る実感は。
「今日、監督と社長にお会いして、実感がかなり湧いてきました」
―背番号7への思いは。
「西岡選手から直接電話をもらって“託すんで一緒に強いチームをつくりましょう”という言葉をもらいました。やっぱり申し訳ない気持ちもありますけど、すごく感謝してます」
―7への愛着はある?
「僕はそれなりにあります」
―注目されればされるほど力が出てくるタイプか。
「(ニヤリと笑い)どうでしょう?」
―阪神というチームは特別か。
「テレビで常に見てました。初めて親父に連れて行ってもらった球場も甲子園なので」
―ポジションのセンターについて。
「日本ハムで出始めた時もセンターやってたんで。やっぱり外野の華というか、センターポジションで大事なポジションなんで、やりがいは感じてます」
―監督から優勝に力を貸してほしいと言葉をかけられた。
「もちろん、自分が来て、弱くなったってなったら嫌なんで。もちろん、みんなに(優勝するために)来てもらったと思われるように努力します」
―不安は。
「移籍1年目は気を使ったり、全部が初めてなんで。多少、気を使ったりするとは思いますが、キャンプから溶け込めるように」
―今後は大阪でトレーニングするのか?
「今後は…未定です(笑い)。表彰とかあるんで。(年明けはグアムで自主トレかと問われ)やります…いや、分からない。来られたら困るから(笑い)」