リャオ超速肩づくり披露 ブルペン約10球でリリーフ登板OK

 速いのは球だけじゃない!最速156キロを誇る巨人のドラフト7位・廖任磊(リャオレンレイ)(台湾・開南大)が肩の仕上がりの早さを披露した。寒波が襲来し、冷え込みが厳しいジャイアンツ球場でキャッチボールを始めると、入念に肩をつくる他の新人選手をよそにわずか数分で距離を広げ、遠投を開始。約70メートルの距離から勢いよくボールを投げ込んだ。

キャッチボールで全力投球の廖任磊

 「リリーフなので肩をつくるのは早い」と登板日もブルペンで10球程度投げるとマウンドに上がれるという。開南大在学中の14、15年は米国に渡り、パイレーツのルーキーリーグで中継ぎを任された。その際「シーズンは長いからできるだけ、ブルペンで投げる数を減らした方が良いとコーチからアドバイスを受けた」と早く肩をつくる方法を学んだ。「肩は十分できている」と話し、新人合同自主トレではまだ1度も行っていないブルペン投球も準備は万端だ。(徳原 麗奈)