慶大 秋初黒星 大久保監督 明大のスタメン表を見た瞬間「うちではできないね」
◇東京六大学野球秋季リーグ戦第3週第2日 慶大4―7明大(2018年9月23日 神宮)
慶大が投手陣の乱調で今季初黒星を喫した。
明大のスタメン表を見た瞬間「うちではできないね」と大久保秀昭監督が言うように、逢沢、越智の4年生3、4番をスタメンから外し1年生の陶山(すやま)、2年生の藤江らを初めてスタメンに並べる仰天オーダー。「ストライクを取って試合を作ってくれる」(同監督)と送りだした今季初登板の菊地恭志郎(4年=慶応志木)が初回先頭から3連続四球。4番平塚を迎えカウントが2―1になったところでたまらず石井雄也(3年=慶応志木)を送ったが、適時打と内野ゴロで3失点。2回も3安打に失策も絡み2失点。4回にも2点を奪われ前半で勝負が見えてしまった。
これで開幕からの連勝も3でストップ。5回に中村健人(3年=中京大中京)の3号3ランで4点を返し「あの反撃で森下(暢)を最後まで投げさせたのが明日につながるくらいかな」と大久保監督は敗戦の中にも明るい材料をみつけていた。