ロッテ大隣、古巣戦で引退登板 工藤監督から花束 同期入団・高谷は涙
◇パ・リーグ ロッテ―ソフトバンク(2018年10月3日 ヤフオクD)

今季限りでの現役引退を発表したロッテの大隣憲司投手(33)が3日、ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦で引退登板。打者1人と対戦し、12年間の現役生活に幕を下ろした。
現役生活最後のマウンドは、昨季まで11年間所属した古巣ソフトバンク戦。打者1人限定で先発し、1番・上林に2球目のストレートを右前に運ばれたが、笑顔で最後の登板を終えた。
井口監督がマウンドへと足を運び、球場全体が拍手に包まれる中で降板。ソフトバンク・工藤監督から花束が贈られ、同期入団でバッテリーを組むことも多かった高谷は目を真っ赤にして涙。両軍ベンチから拍手が送られ、両チームのファンから“大隣コール”が沸き起こった。
ソフトバンクでは12年に12勝を挙げ、13年のWBCに出場。国指定の難病・黄色靱帯(じんたい)骨化症の手術を経て復帰した左腕が、波瀾万丈の現役生活に別れを告げた。