慶応 無念の逆転サヨナラ負け センバツ絶望も森林監督「夏までに目標できた」
◇秋季高校野球神奈川県大会準決勝 慶応1―2横浜(2018年10月6日 平塚)
3季連続の甲子園出場が遠のいた。痛恨の逆転サヨナラ負け。喜びを爆発させる横浜ナインの横で、慶応ナインはぼう然と立ちつくした。
終盤まで流れは完全に来ていただけに、森林貴彦監督は「運が良かったプレーもあったのに、それでもこの結果なんだからまだ力が足りないということ」。2年生右腕・田口は力投しただけに「田口は良く投げてくれた」と称えた。
相手のエース及川については「対策していても低めを振らされてしまった。秋のこの段階であのキレ。(夏までに攻略するのは)大変だなあと。気持ち良く投げさせなかったのは良かったが、あのスライダーを見逃すのは簡単じゃない」と振り返った。
センバツ出場は絶望的となったが、来春そして夏とライバル物語は続いていく。「夏までにこの差を埋めて横浜を倒すという良い目標ができた」と指揮官は前を向いた。