マエケン、強気0封突破 3年連続リーグ優勝決定シーズ進出決めた!
◇ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 ドジャース6―2ブレーブス(2018年10月8日 アトランタ)
ドジャースが8日(日本時間9日)、敵地でブレーブスに6―2で勝ち、3勝1敗で3年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。前田健太投手(30)が8回から今季ポストシーズン初登板し、1回を零封した。
前田らしく、強気に攻めた。4点リードで登板した8回。2死から連打で一、三塁のピンチを招くも、ここからが真骨頂だった。
通算152本塁打の代打デューダに一塁側へ特大ファウルを浴びたが「力勝負だと思った。ストライクゾーンに強い球を投げようと決めていた」。直後に同じ内角に同じ93マイル(約150キロ)直球を投げ込み、中飛に仕留めた。1回2安打無失点。9回の守護神ジャンセンにつないだ。
今シリーズ前、デーブ・ロバーツ監督は「ブルペンの切り札」と期待していた。3戦連続で登板機会がなかった前田は「投げないで勝つのが一番楽」と笑ったが、集中力だけは失わなかった。シャンパンファイトではエースのカーショーに「スコシ、スコシ」とビールを頭からかけられ、歓喜を分かち合った。
昨季3勝4敗でアストロズに敗れたワールドシリーズへ前進。前田は「ここからの1勝は凄く重みがある。一個一個を積み重ねたい」と頂点を見据えた。