エンゼルス・大谷 矢野の引退セレモニーでビデオメッセージ「一緒に叫んだのを、今でも覚えています」
◇パ・リーグ 日本ハム5―4ロッテ(2018年10月10日 札幌D)

今季限りでの現役引退を表明している日本ハム・矢野謙次外野手(38)が10日、ロッテ戦(札幌ドーム)の7回に現役最終打席となる代打で登場し、左前打を放った。
試合後は引退セレモニーに臨み、中田主将、同じくトレードで巨人から日本ハムに移籍した大田から花束を贈られた、ナインの手で10度、宙に舞った。
セレモニーでは、かつてのチームメートであるエンゼルス・大谷もビデオメッセージを寄せた。最初に「こんにちは、エンゼルスの大谷翔平です」とあいさつすると、札幌ドーム内は大歓声。続けて「16年間、お疲れさまでした。お立ち台で一緒に“ファイターズ最高!”と一緒に叫んだのを、今でも覚えています」と語りかけた。
15年の8月8日楽天戦(札幌ドーム)で9回2死から矢野が代打で同点打を放ち、延長10回に大谷が代打でサヨナラ打。2人でお立ち台に上がった。当時、代打としての準備について「矢野さんを見て勉強になった」と話していた大谷の感謝が、短い言葉に込められていた。