東洋大 梅津救援にまわし、左腕・中田先発抜てき成功
◇東都大学野球秋季リーグ戦第7週3回戦 東洋大8―0国学院大(2018年10月18日 神宮)

東洋大の作戦が成功した。
先発は中1日の梅津晃大投手(4年=仙台育英)と予想されたが、今季1度も登板がなかった左腕・中田浩貴投手(4年=大宮東)を抜てき。杉本泰彦監督は「高橋(昭雄・前)監督から、以前左腕で勝ったという情報をいただいていた。中田はオープン戦でも先発したことがあるし博打じゃないですよ」と左打者が並ぶ国学院大打線にセオリー通りの対策を打ったことを明かした。一方で「梅津を予想していて、(中田のような小柄の)左が来たらびっくりするかなと思って」と振り返った。
1メートル87の梅津に対し1メートル72の中田は2回を無安打無失点と期待に応えた。その間に打線が5点を援護すると、以降左右投手で小刻みに継投。盤石で梅津につなぎ、最後は守護神・甲斐野央投手(4年=東洋大姫路)が締めて1安打完封リレー。梅津の初勝利もアシストした。指揮官は「力のある選手がいるからこういう使い方ができた」と称えた。