“二刀流”ニューカム氏死去 サイ・ヤング賞受賞、中日で12本塁打

 米大リーグの初代最優秀投手賞受賞者で、中日にも所属したドン・ニューカム氏が死去した。92歳。19日、ドジャースが闘病の末に死去したと発表した。

ドジャス時代のドン・ニューカム氏

 ニューカム氏は通算149勝を挙げ、打者でも通算15本塁打を記録するなど投打の二刀流の草分けとして活躍。ニグロリーグ(黒人リーグ)を経て、49年にブルックリン・ドジャース(当時)に入団。17勝8敗でナ・リーグ最優秀新人に選出された。56年には27勝7敗でサイ・ヤング賞と最優秀選手賞を受賞した。

 62年には日本に渡り中日とは外野手として契約。81試合に出場し279打数73安打打率2割6分2厘で12本塁打をマーク。1試合だけだが投手としても登板した。