神戸医療福祉大 新監督に前早大監督の高橋広氏が就任 3月リーグ戦から指揮

 神戸医療福祉大学は21日、前早大監督の高橋広氏(64)が硬式野球部の監督に就任することを発表した。4月1日付で社会福祉学部健康スポーツコミュニケーション学科の教授となり、教鞭を執る。

神戸医療福祉大の監督に就任した前早大監督の高橋広氏

 兵庫県神埼郡の同大学で会見を行った高橋氏は「野球を強くして欲しいだけでなく、人間を育てて欲しいと言っていただいた。監督より教育者として認められた気持ちで、意気に感じました」と決断した要因を振り返る。同大学は現在、近畿学生野球リーグ3部に所属するが「もちろん結果は求められる。3部から2部、1部で優勝して選手権、神宮に出ることが目標」と掲げる。3月1日付で監督に就任予定で同29日のリーグ戦から指揮を執る見込み。

 高橋氏は1955年、愛媛県生まれで77年に早大を卒業。同年に教師として鳴門工(現鳴門渦潮)に赴任し、80年から野球部監督を務めた。同校を春、夏4回ずつの甲子園大会に導き、02年選抜大会では準優勝。14年に「第5回 U18アジア大会」の日本代表監督を務め、翌15年に早大監督に就任した。同年の春、秋リーグ連覇、全日本大学野球選手権優勝などの実績を残し、昨年12月に早大野球部監督を退任した。