広島・レグナルト ハンマーカーブ封印で1回完璧2奪三振
◇練習試合 阪神5―0広島(2019年2月21日 宜野座)
広島の新外国人、カイル・レグナルト投手(30=メッツ)は、5回から3番手として登板し、1イニングを無安打2奪三振で無失点に抑えた。
助っ人左腕の代名詞として徐々に広まりつつあるのが、「ハンマーカーブ」。決め球のカーブが、ハンマーを振り下ろしたときのように鋭く強く落ちるようだと米国で愛称がついていた。しかし、この日は直球とチェンジアップを中心に組み立てた。
先頭の4番・大山は142キロの直球で空振り三振。植田を2ボール2ストライクからチェンジアップで一ゴロに抑えると、最後は2打席連続適時打を放っていた木浪を、2ボール2ストライクから148キロの直球で空振り三振に仕留めた。
結局、伝家の宝刀「ハンマーカーブ」を一度も投げることなく、マウンドを降りた。
助っ人枠は、ジョンソンとフランスアの1軍スタートが決定的。新助っ人のローレンスやヘルウェグに加えて、野手のバティスタ、メヒアともし烈な争いを繰り広げる。「直球を内角と外角で投げ分けられたのがよかった。球速は気にしていないけど、まだ上がってくると思う。まずは、投球動作を作り上げていくことを考えていきたい」と、競争を勝ち抜くために、まずは直球の仕上がりに手応えを見せた。