侍ジャパンWストッパー構想 メキシコ戦で山崎&森をテスト
侍ジャパンの建山投手コーチが、20年東京五輪に向けて「ダブルストッパー構想」を明かした。
「今後を見据えた時に、ブルペンにはストッパーが2人はほしい。落とせない試合ばかりで、1人が3~4連投になるとキツい」と建山コーチ。今回の侍ジャパンにはともに昨季37セーブの山崎(DeNA)、森(ソフトバンク)を招集しており、山崎は9日、森は10日のメキシコ戦(京セラドーム)でストッパーを務める予定だ。
09年の第2回WBCではダルビッシュ(当時日本ハム)が準決勝、決勝で守護神を務めるなど、最終盤では力のある先発投手を抑えに回すケースも多い。建山コーチも「臨機応変に対応したい」としつつ、「やはり(普段から)抑えのポジションの人がいてほしい」と話した。
メキシコ戦では、さっそくダブルストッパーを試すことになる。代表経験も豊富な山崎は「過去の(代表での)ブルペンも見ているし、今回は後輩も多い。コミュニケーションを多く取りたい。20年(の五輪)に向けて、日本のレベルの高さを示したいです」。森も「投げるポジションでしっかり結果を残すだけ。しっかり腕を振りたい」と力を込めた。