【スポニチ大会】Honda 連覇へ逆転発進 篠塚ジュニアが決勝打 父から「未だにアドバイスを…」

 ◇第74回JABA東京スポニチ大会予選リーグ第1試合 Honda10―6沖縄電力(2019年3月11日 神宮)

<Honda・沖縄電力>5回2死一、二塁、Hondaの篠塚は勝ち越しとなる中前適時安打を打つ (撮影・西川祐介)

 昨年覇者のHondaが一時リードを奪われながらも5回の集中打で逆転。白星発進した。

 元巨人の篠塚和典氏を父に持つ宜政内野手(29)が決勝打を放った。「8番・二塁」で先発し、3点を追う5回。佐藤の同点適時二塁打に続き、追い込まれながらしぶとく中前へはじき返して勝ち越した。3回には逆転されるきっかけとなる失策をしていただけに「取り返すことで頭がいっぱいだった」。

 昨年まで内野のレギュラーだった木浪や松田がプロ入り。木浪からは前日に「スポニチ大会頑張って」と激励されたという。

 桐蔭学園―青学大を経て、今年で社会人8年目を迎えた。父からは「未だにアドバイスいただいています」といい、この日はスタンドで両親も見守っていた。

 「川戸さんとか強い時代を知っている人たちがいるうちに、その経験を下に伝えていくことも役目だと思っている」とベテランの表情を浮かべる。一方で新人の高山(高崎健康福祉大高崎出身)が二塁守備に挑戦しており「負けていられません」と闘志。「プレーはまだまだ若手。1年1年が真剣勝負です」と気を引き締めていた。