【スポニチ大会】SUBARU ルーキー成田が好リリーフで自動車対決制す

 ◇第74回JABA東京スポニチ大会予選リーグ SUBARU 6―3 Honda(2019年3月13日 神宮)

<スポニチ大会  Honda ・ SUBARU >勝利に喜び合う成田(中央)らSUBARUナイン(撮影・西川祐介)

 SUBARUが延長11回タイブレークにもつれ込む接戦を制し連勝した。

 東北福祉大出身の新人・成田雄樹投手が3―3の10回1死二、三塁から登板。打球処理にもたつき満塁のピンチを招いたが後続を断った。3点リードした11回にも無死満塁としながら最速148キロの直球で押し、気迫の無失点リリーフ。社会人公式戦初登板ながら初勝利を挙げた。「とにかく開き直った。楽しんでこいと言われたので楽しもうと思った。勝てて良かった」と喜んだ。

 昨年、東北福祉大は全日本大学選手権を制したが、春のリーグ戦の不調が響き、全国制覇の瞬間はスタンドで迎えた。「屈辱的だった。素直に喜べなかった」とトレーニングに力を入れ、8月には150キロをマークした。

 「上のステージで見返したい」と力を込めていた。