ダイヤモンドバックス・平野「良いカーブ」で併殺斬りに手応え

 ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(35)は13日(日本時間14日)、マイナー選手主体の紅白戦で3回から登板した。先頭にフォークを拾われ中前打されたが、次打者をカーブで二ゴロ併殺に。最後は速球で遊ゴロに打ち取った。

ダイヤモンドバックスの平野(AP)

 「良いカーブだったと思う。ああやってタイミングをずらしてアウトを取れたのは良かった」と満足そうに振り返った。ここまで練習試合、オープン戦含め、5試合で今春のテーマの一つであるカーブを11球投げ、見逃しストライクが4度、前に飛ばされたのは3度(三ゴロ、三邪飛、ニゴロ)で、依然としてヒットは許していない。

 前回8日のブルワーズ戦ではカーブのサインが出なかったが「カーブを投げたいと言ったら、捕手がいっぱいサインを出してくれた、良い練習になった」と微笑む。

 前夜のオープン戦で投げるはずが5回途中で降雨中止に。それから16時間後、本球場ではオープン戦が始まろうとしていたが、平野は練習場で紅白戦に投げた。「オープン戦だろうが紅白戦だろうが(気持ちの)持っていき方は変わらない」と安定した投球内容だった。 (スコッツデール・奥田秀樹通信員)