龍谷大平安 エース左腕・野沢13K 指揮官は辛口「完封できれば本物」
◇高校野球練習試合 龍谷大平安 4―2 美濃加茂(2019年3月17日 龍谷大平安ボールパーク)

選抜大会に出場する龍谷大平安のエース左腕・野沢秀伍投手(3年)が8回を投げ、被安打3、毎回の13奪三振と好投した。
「調子が上がってきて、それなりにストレートで三振が取れました。天候の割には、よかったと思います」
試合前から小雨が降り続く悪条件の中、初回は3者三振で発進した。4回表に自らの2点適時打などで4点を先制し、その裏の無死一塁、カウント1ボールから2球続けたカーブが甘く入り左越えに被弾。「点を取った後だけに、しっかり投げないといけなかった」。試合後半に入るとチェンジアップも使って的を絞らせず、8回2死からは本塁打を許した二村を直球で空振り三振に仕留めた。
原田英彦監督は「3安打で13奪三振なら完封していないと。完封できれば本物のピッチャー」と辛口だったが、本大会でも投手陣の中心的な存在になることを示唆。野沢は「津田学園は振ってくるバッターが多い印象なので注意したい」と大会第3日の初戦に向けて気を引き締めた。