明大・渡辺佳 打率・420で暫定トップ「明治らしい勝ち方で終われた」
◇東京六大学野球秋季リーグ第7週第2日 明大4―3立大(2018年10月21日 神宮)

明大が立大にサヨナラ勝ちで連勝し、勝ち点を2に伸ばしてリーグ4位で今季全日程を終了した。また、ドラフト候補の渡辺佳明遊撃手(4年=横浜)が2打数1安打で打率・420で暫定首位に立った。
3―3の延長10回1死から主将・吉田有輝二塁手(4年=履正社)が左中間二塁打を放ち、相手失策間に三塁まで進塁して好機を広げ、途中出場の森下智之三塁手(4年=米子東)の中堅への犠飛で吉田が生還し、サヨナラ勝ちした。吉田主将は目には涙を浮かべながら「最後の最後で粘り強さがでた。勝てたのでうれしかった」と振り返った。
ドラフト候補の渡辺佳は0―1の初回に先制の左前打を放ち、2打数1安打でリーグ通算安打を95に伸ばし、リーグ暫定首位の打率・420を残して学生生活を締めくくった。「大学最後のヒットが自分らしい逆方向のヒットだった。終わった実感はないが、最後明治らしい勝ち方で終われたことはよかった」と話し、首位打者のタイトルについては「まだなんとも言えないが、自分はやることをやって打率を残せた。首位打者はとれたらいいなと思います」と話した。
目標の100安打には届かなかったが、4年間で現在リーグトップの通算95安打を放ち、「1年生の頃は95本も打てると思っていなかったので満足です。100安打を目指せば打率も上がるし、チームも自分にとってもいいことだったので目指してよかった」と話した。