神戸マラソン後はすぐに東京に帰らない!2泊3日の神戸ラントリップ
こんにちは! Runtrip編集部のYOKOです。
震災から、まもなく25年。復興への“ありがとう!”の想いを込めた、感謝と友情のひまわりが咲く『神戸マラソン』を走ってきました。温もりを感じながら、風情ある神戸の街を駆け抜け、レース後は後泊して神戸の街を散策。存分に満喫した、2泊3日の神戸ラントリップをレポートします。
前日はEXPOを満喫、オススメスポットの情報収集も
地域のオススメは地元の方に聞く
まず、大会事務局の川中さんに大会の魅力と神戸の自慢のスポットを伺いました。
川中さんによると、有名な『ポートタワー』やメリケンパークのフォトスポット『BE KOBE』、『みなとの森公園』なども良いけれど、『人と防災未来館』や『兵庫県立美術館』、『神戸海洋博物館』がオススメなのだそう。少し足を伸ばせば、有馬のエリアは良い温泉があり、夜景が有名な六甲山へのアクセスも可能。レース翌日の1番のオススメは、灘エリアの酒蔵巡りとの情報もいただきました。
魅力的な話に引き込まれ、頭の中はすっかりレース翌日の酒蔵巡りに(笑)

EXPOでは、シューズのトライアルに大会限定のスーベニアをCHECK
EXPOで一際目を引いたのは、ASICSブース。シューズを履いて試走ができ、大会限定のスーベニアも充実していました。
エントリーしたランナーに、地元の小学校5-6年生からの絵手紙のプレゼントがありました。
「ゴールまであと一歩」「歩かず最後まで突っ走れ! 」など、心のこもったメッセージを受け取ります。
こんなオフラインのコミュニケーションも嬉しいですね。
感謝と友情を感じる『神戸マラソン』
震災復興への想いがつまったスタートセレモニー
神戸マラソンならではのスタートセレモニーで、“黙祷”しながら25年の歩みを感じ、震災復興の想いが込められた復興のシンボル曲『しあわせ運べるように』の合唱。そして、事前に配布された黄色い手袋を天高く掲げ、あたり一面に “ひまわり”の花を咲かせました。東日本・熊本・北海道などの被災地からのランナーが優先的に走り、元気な神戸を見てもらうような取り組みもしているのだとか。
想いがダイレクト届く沿道応援

沿道からは、途切れることのない声援。特に地元高校生の渾身の応援が感動レベル! 神戸マラソンは道が狭い場所が多いので、応援をダイレクトに感じることができるのです。最後の一番キツく感じる神戸大橋では、女子高生たちの「ファイト〜! 」「ガンバレ〜♪ 」という声援やハイタッチに元気づけられました。走っている私たちが思わず 「ありがとう!」 と伝えたくなってしまう、地元の皆さんの温もりを感じた42.195kmでした。

レースの余韻に浸りながらの時間

後泊の良さはなんといっても、レース前後をゆったりとした気持ちで過ごせること。今回はゴールの付近のホテルに宿泊したので、終了後30分も経たないうちに部屋に戻り、ゆっくりとお風呂に浸って、頑張った身体を労わる時間が取れました。後泊の魅力の紹介はこちら。
2泊の魅力はレース翌日。大会Tシャツで繋がるランナーの輪
後泊メリットは、レース翌日にもあり。その魅力は『繋がり』『新たな魅力の発見』です。今回の後泊ラントリップをご紹介していきましょう。
神戸の街をラントリップ

レース翌日は、大会事務局の川中さんに教えていただいたスポットを巡るラントリップ。
まずはフォトスポット『BE KOBE』があるメリケンパークへ。写真を撮っていると、大会Tシャツを着たランナーたちとの遭遇。声をかけてみたところ、熊本、群馬、香港から神戸マラソンを走りにやってきたランナーでした。「昨日走りましたか? 」という会話から始まり、「神戸大橋は景色が最高だったし、応援が力になったよね」などなど、レースの話に花が咲きました。

大会Tシャツは、マラソンを走ったことが一目で分かる“コミュニケーションツール”。余韻に浸りながら、そのまま崎田さんと神戸Runtrip。地元の友人におすすめしてもらった『にしむら珈琲』で、モーニングを楽しみました。

灘の酒蔵巡りで国際交流も
お腹が満たされたところで、事務局の川中さんイチオシの『灘の酒蔵巡り』へ。神戸は海や山のイメージがある方もいると思いますが、酒蔵どころでもあるのです。三宮から電車で約10分。神戸の中心地三宮から少し離れるだけで風情ある街並みが広がります。

ポイントを絞って巡ってみました。今回は、神戸酒心館(福寿)→白鶴酒造資料館→菊正宗酒造記念館→櫻正宗記念館 櫻宴を巡るコース。
※浜福鶴吟醸工房 は 月曜日が定休日なのでお気をつけて。
酒蔵には、それぞれの特色が。お土産の品揃えや試飲の種類が一番多かったのは『神戸酒心館(福寿)』。ノーベル賞授与式の際に振舞われた “福寿”もありました。日本酒造りの行程を分かりやすく学べるのは『白鶴酒造』と『菊正宗酒造』。カフェやダイニングが併設され、見どころがギュッとつまった『櫻正宗記念館 “櫻宴” 』。日本を代表するお酒 “日本酒”づくりの行程を知ることができて、面白かったです。
酒蔵を巡りながら、現地のおすすめスポットを教えていただいたり、さらなる出会いも。サンディエゴから日本に初めて観光に来たというお2人。実はランナーで、アメリカのマラソン大会によく参加しているのだとか。思わぬところで、ランニングの情報交換。海外のお友達ができました。

神戸の街を味わい尽くした今回の旅。地方レースで後泊する魅力、伝わりましたでしょうか。
全国のマラソン大会で、人との出会いや新たな発見が待っているはずです。ぜひ、マラソン大会に参加される際は後泊を視野に入れて、ラントリップを楽しんでみてはいかがでしょうか。
(協力: ASICS JAPAN)