【イケてるブラバンなう!!】岡山学芸館|終盤の“サウスポー”がチームに一体感を生む
新型コロナウイルスのため止まっていた日常が、少しずつ戻ってきた。今回は首都圏に先駆けていち早く部活を再開した地方の名門吹奏楽部へ。前向きに頑張るみんなを取材したよ。
終盤の“サウスポー”がチームに一体感を生む

ウサダーが訪れたのは、強豪野球部を持つ岡山学芸館高校。吹奏楽部も超名門で、部員数は136名(1年生47名、2年生43名、3年生46名)。吹奏楽部員の甲子園といわれる全日本吹奏楽コンクールでは、昨年まで3年連続金賞を獲っているんだ。部員の中には、野球部と同じように越境してくる子も多くいて、部長の菱沼直さんは、埼玉県から来たというからビックリしちゃった! 全国大会の演奏を聴いて、この学校に決めたんだって。
今回の取材先は岡山学芸館高校・吹奏楽部
吹奏楽部のみんなは、何よりも「よい音楽」を作ることを大切にしている。今年は甲子園と同様、全日本吹奏楽コンクールもコロナで中止になってしまったけれど、時間があるいまこそ、原点である「よい音楽」を見つめ直しているんだって。野球部の応援について顧問の中川先生は「盛り上がって演奏する楽しさを、野球の応援を通じて教えてもらっています」と語ってくれたよ。


学芸館といえば「サウスポー」が有名なのは知っているかな? 試合終盤になると、エンドレスで演奏される曲なんだ。応援団からも「サウスポーが流れるとチームの“一体感”が生まれる」と大人気! 去年の岡山県大会1回戦では、優勝候補のおかやま山陽と対戦したんだけど、9回2アウト1点ビハインドの場面で流れていたのがサウスポーだった。みんな一丸となって応援した結果、見事サヨナラ勝ちして大盛り上がりしたんだって。サウスポーは選手の背中を押す曲でもあるんだね。
ちなみにその大会で、学芸館は優勝して甲子園へ。吹奏楽部も「応援団優秀校」に選ばれたんだよ。炎天下での演奏は暑くて大変だったけど、保護者のみなさんや演奏していない部員たちが、お茶を配ったりうちわであおいだりしてサポートしてくれたんだって。また野球部と吹奏楽部が一緒に戦う、熱い夏が来るのが待ち通しいよ。
【演奏曲】サウスポー/銀河鉄道999

