【後編】高校生のみなさんへ。 ハイブリッドな野球「準硬式」を一緒にやりませんか?
(突然ですが)高校生の皆さん、卒業おめでとうございます! 高校野球をやり遂げ大学に進む選手のみなさんは、大学でどんなことをしようと考えていますか? 進学先の大学で野球を「するか・しないか」を迷っている選手がいるかもしれませんね。そんな選手たちに、今日は「準硬式野球」を少し紹介したいと思います。準硬式野球には、硬式野球部とは少し違った世界があります。今日はその特徴について紹介したいと思います。
準硬式をやっていてよかったと思えること
③準硬式野球をやるメリット。
④興味を持った人へ。
準硬式のメリットは?
「軟式と硬式の面白さを融合。ハイブリッドな野球ができること」
準硬式のメリットは、学業との両立が果たせることです。練習、試合は平日の朝や、土日が中心なので授業に支障をきたしません。合宿費用や野球用具を買うためのアルバイトを許可している大学も増えてきました。
6部まである東都リーグの中には、監督が不在で選手が兼任しているチームもあります。選手たちが自らチームを運営して、練習をプランニングし、勝利を目指すので、自主自立の精神が芽生えます。人としての礼儀や、ルール、スポーツマンシップを守りながら、アイディアを構築していくのです。グラウンドがない、練習場所がない、など、硬式野球部に比べると設備に恵まれていないケースもありますが、与えられた環境を生かし、そこで工夫をすることで、逆境を武器に変えるマインドが身に付きます。これもメリットと言えるかもしれませんね。
2020年11月、感染対策を徹底し準硬式で初の早慶戦が横浜スタジアムを使って行われた。
「準硬式って何?」、「なぜ準硬式を選んだの?」。そう聞かれたときに、自分の意見をはっきりと相手に伝えられるのも準硬式の選手たちの特徴です。「自分で考えて野球ができる」。H号球を使用していることから、山田善則関東連盟理事長は「準硬式野球はハイブリッドベースボールです」と言い切ります。軟式と硬式の面白さを味わえ、文武両道も果たせる大学スポーツ。それが準硬式野球なのです。
今年2月、関東地区連盟学生委員たちで広報会議「JUNKO-WERK CAFÉ」を初開催。運営戦略を話し合った。
興味を持った人は?
「大学準硬式野球部のSNSへ。DM歓迎!」
いかがだったでしょうか? 準硬式に興味を持った方は、各大学の準硬式野球部のSNS(インスタグラム、ツイッター)で検索してみてくださいね。76チームが加盟する関東地区大学連盟が、積極的に広報活動を行っています。是非インスタグラムをチェックしてみてください。
【公式】関東地区大学準硬式野球連盟インスタグラム
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準硬式も3月からいよいよシーズンインです! 3月15日から25日まで、全国大会出場権をかけた関東大会(62校参加)が行われます。会場は、上柚木球場をメインに、サーティーフォー保土ヶ谷球場、横須賀スタジアム、ダイワハウススタジアム八王子など12会場を予定しています。無観客試合の予定ですが、感染対策、cocoaアプリ入会等の手続きをすれば、観戦も可能とのこと。各チームのDMなどにお問い合わせ下さい。
今年2月、関東地区連盟学生委員たちで広報会議「JUNKO-WERK CAFÉ」を初開催。運営戦略を話し合った。
準硬式野球を、自分の目で見てみませんか。大学生活をより充実させるための選択肢の一つに、準硬式をぜひ。
【撮影/武山智史、取材・文/樫本ゆき】
準硬式って何!?
前編はコチラから。