中村俊瑛(滝川)|地方大会でキラリと光ったピカイチ選手!

8月7日に開幕した夏の甲子園。プロが注目する選手も多く出場していますが、地方大会で敗れた選手の中にも今後が楽しみな選手は少なくありません。そこで今年のドラフト候補とはならなくても、数年後に注目を集めることになりそうな、この夏に見つけた未来のスター候補をスポーツライター西尾典文さんにピックアップしてもらいました。6人目は滝川の中村俊瑛選手。

たくましい体格を生かした豪快なバッティング

 中村俊瑛(滝川)

・学年:3年
・ポジション:遊撃手兼外野手
・身長/体重:180cm/82kg
・投打:右投右打
・化ければこんな選手!:栗原陵矢(ソフトバンク)

【寸評】

兵庫で注目を集めていた左の強打者。1年夏からセンターのレギュラーとなり、2年秋以降はショートに転向した。よく鍛えられたたくましい体格で、打席での雰囲気は十分。しっかりトップの形を作り、フルスイングしてもバランスが崩れず、ヘッドスピードと打球の速さは高校生離れしたものがある。確実性には少し課題が残るものの、スイングに柔らかさがあるのも持ち味だ。体のバネがあり、ランニングフォームも迫力十分で、肩の強さも備えている。兵庫大会で敗戦後には進学の意向を表明しており、大学でさらにスケールアップした姿を見せてくれることを期待したい。(西尾典文)

関連記事