欠点のないスムーズなフォームと投球の安定感｜井須大史（仙台育英２年）

2025.08.06 08:16

8月5日に開幕する第107回全国高校野球選手権。ドラフト候補では石垣元気（健大高崎）、江藤蓮（未来富山）、今岡拓夢（神村学園）などが注目を集めていますが、他にも将来が楽しみな選手は少なくありません。Timely!WEBでは、高校から直接ではなく、大学や社会人を経由してプロを狙える可能性を秘めた「未来のドラフト候補」となる選手を紹介します！３人目は仙台育英の２年生、井須大史投手！

欠点のないスムーズなフォームと投球の安定感！

井須大史（仙台育英２年）

・ポジション：投手
・身長/体重：179cm/82kg
・投打：左投左打
・出身チーム：練馬リトルシニア

化ければこんな選手！

隅田知一郎（西武）

【寸評】

 ３年生エースの吉川陽大が注目を集めている仙台育英だが、同じ左腕で今後が楽しみなのが井須だ。昨年秋は吉川を差し置いて主戦として活躍し、この夏の宮城大会でも初戦の角田戦で先発を任されて６回途中まで投げて無失点と見事な投球を見せた。ゆったりとしたモーションの下半身主導のフォームで、前で大きく腕を振れるのが持ち味。リリースの感覚も良く、両サイドにしっかり投げ分ける制球力を備える。ここからアベレージの出力が上がってくれば、来年の有力候補となる可能性も高いだろう。（写真・文：西尾典文）