ヤンキースGM サバシア、ハップ両左腕との再契約を望む

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが5日、GM会議が行われるカリフォルニア州でメディアの取材に応じ、CC・サバシア(38)とJ.A.ハップ(36)、両左腕投手との再契約を望んでいることを明かした。

ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM (AP)

 両投手はこのオフにフリーエージェント。キャッシュマンGMはサバシアについて「素晴らしいチームの一員であり続けた。彼は残留を望んでいると思うし、私もまた彼に残って欲しいと考えている」とコメント。ハップについては「我々の求めていた通りのパフォーマンスを見せてくれた」と高く評価した。

 今季のサバシアは29試合に登板して9勝7敗、防御率3・65。2009年から加入したヤンキースで通算129勝を挙げている。一方、シーズン途中にブルージェイズからトレードで加入したハップは2球団合計で31試合に登板して17勝6敗、防御率3・65。ヤンキース移籍後は7勝0敗、防御率2・69の活躍でチームのプレーオフ進出に貢献した。

 今季終了時でヤンキースの先発ローテーションはセベリーノ、田中、リン、サバシア、ハップという顔ぶれ。しかし、現時点で来季の先発が確定しているのは、セベリーノと田中の2投手のみ。サバシアとハップを引き止め、さらにフリーエージェント市場の投手を獲得して戦力を強化したいところだろう。