日本ハム NPO法人「ぷりずむ」を支援、稲葉SCO「障害への理解が進めば」
日本ハムは27日、企業理念に掲げるスポーツ・コミュニティー(SC)活動の一環として北海道旭川市に拠点を置くNPO法人「ぷりずむ」を新たな支援先とすることに決定したと発表した。

同法人は発達障害や学習障害、または運動に苦手意識を持つ子どもたちのために野球チームを結成し、以降10年以上に渡り野球を通して成長を促す活動を行っている。前日26日には球団OBで侍ジャパン監督でもある稲葉篤紀SCO(スポーツ・コミュニティー・オフィサー)が同市内を訪れ、ファイターズ基金を活用して野球用具約15万円相当とチームのためにオリジナルで制作したロゴマークを寄贈した。
稲葉SCOは「発達障害や学習障害は目に見えにくい。これを機に、学習障害や発達障害への理解が少しでも進み、また、ぷりずむのように障害があっても野球を楽しむ子どもたちと、それを支える大人たちが、旭川から少しずつ増えていってくれれば」と期待。同法人の赤塚美枝理事長は「10年以上、活動をしてきましたが、自分たちでどうにかしなければとずっと思ってきたので、こうして支援してもらうことは素直にうれしいですし、また、ロゴマークという発想はなかったので最初は驚きましたが、子どもたちも喜んでいます。これを機に仲間が増えてくれたらと思います」とコメントした。