王子8大会ぶりの4強!エース・近藤 執念内角攻め
◇日本選手権準々決勝 王子3―1パナソニック(2016年11月6日 京セラD)

拳を振りかざして雄叫びを上げた。1点リードの6回2死一、三塁。2回に中前適時打を浴びた三上を打席に迎え、王子のエース・近藤は燃えた。
こん身の内角直球で二邪飛。「厳しい場面で内角を攻めることができた」。流れを断ち切り、直後の追加点を呼んだ。ドラフト候補に名前が挙がりながら、2年連続で指名漏れ。「チームが勝てば、おのずと(道は)広がる」と気持ちの切り替えは済んでいる。今大会は3戦3勝。計20回を投げ、2失点の力投で8大会ぶりの4強へ導いた。