日大三のエース桜井「四股トレ」効果!今度は清宮直球斬りだ
◇第89回選抜高校野球大会出場校決定

次は直球で清宮を斬る。主将も務める日大三のエース桜井は「願ってもないチャンス」と、早実へのリベンジを心に誓った。
昨秋の東京都大会決勝では清宮から5打席連続三振。相手主砲を完璧に封じたが、チームは9回に逆転サヨナラ負け。その悔しさを甲子園の大舞台で晴らす。清宮からの5三振は全てスライダー。来るべき再戦へ向け、左腕は「真っすぐでも勝負できる、というところを見せたい」と力を込めた。直球は最速144キロ。その切れ味を磨くために取り入れているのが「四股」などの相撲トレだ。
今月18日に、2年生部員が名門・日大相撲部に一日入門。四股や股割りなど相撲の基本を学んだ。股関節の柔軟性を高めることなどが目的。現在では練習メニューの最後に、全員で「四股100回」で締めるのが日課。「どすこいストレート」を武器に、再び清宮のバットに空を切らせる。(鈴木 勝巳)