ピート・ローズ氏 ギャンブルの何が悪い!「誰も傷つけてはいないさ」
ピート・ローズ氏(75)は24年間の現役生活でメジャー歴代最多となる4256安打を記録。将来の殿堂入りは間違いなかったが、ギャンブルがすべてを狂わせた。

ローズ氏はレッズ監督時代の1989年、リーグから永久追放処分を科されたが、原因は野球賭博。その後、球界への復権を求めたが、その願いは2015年に却下された。「追放処分を科された後も野球で賭け事をしており、将来的に再び違反行為を行う可能性がある」。これがマンフレッド・コミッショナーの見解だった。
15日に放送されたインタビュー番組でローズ氏は次のようにコメント。やはり、コミッショナーの判断は正しかったのだろうか。「合法的な賭け事をして何が問題だというのだ。自分は誰も傷つけてはいないさ。自分の人生を生きているだけだよ」。
永久追放を科されていれば、今後も殿堂入りは難しい。その点についてはこう語る。「殿堂入りしている人物をたくさん知っているが、全員が人格者というわけではないよ。周囲は自分にこれからどうしてほしいというのだ。生活を見つめ直せとでも言うのかい」。
ピート・ローズ氏はやはりピート・ローズ氏。それは変えようがない事実だろう。しかし、球界復権と殿堂入りを願うなら、何かを変えなければいけないこともまた事実のようだ。