報徳学園エース西垣 自身初完封も「内容は80点」

 ◇第89回選抜高校野球大会第7日・2回戦 報徳学園4―0前橋育英(2017年3月26日 甲子園)

<報徳学園・前橋育英>完封した先発・西垣(左)と握手を交わす報徳学園・永田監督

 永田監督が今大会限りで勇退する報徳学園。エース西垣が前橋育英を相手に快投を見せ、ベスト8進出を決めた。

 多治見との1回戦でも7回無失点と好投した西垣。この試合でもスコアボードに「0」を並べ続け、4安打10奪三振の内容で自身初という9回完封をやってのけた。132球の快投を見せた右腕。「前半に変化球が低めに決まった。ベストピッチです」と試合後に白い歯を見せた。

 それでも、反省は忘れない。「まだできるのできょうの内容は80点。走者を出してからの制球が課題」とも口にした。永田監督からは「逃げるな」という教えが印象に残っているとのこと。その言葉がこの日の投球に生かされたはずだ。