早実・清宮 反撃届かず「勝てるゲーム めちゃくちゃ悔しい」

 ◇第89回選抜高校野球大会2回戦 早実8―11東海大福岡(2017年3月27日 甲子園)

<東海大福岡・早実>試合後、悔しげな表情でグラウンドに目をやる早実・清宮

 最初で最後の選抜は2回戦で幕を閉じた。早実・清宮は大会を振り返り「悔しいです。めちゃくちゃ悔しいです。勝てるゲームだった。粘りきれないところがあった」と唇をかんだ。

 先制した直後のイニングに逆転を許し、その後も失点。終盤に追い上げたが及ばなかった。

 自身は5打数2安打とチームをけん引したが、それでも「コースにうまく投げ分けていた。真っ直ぐも見た目以上に打席に入るときていた」と東海大福岡の右腕・安田の好投を素直にたたえた清宮。「点を取られたときの粘りだったり、(昨秋明治神宮大会決勝の)履正社の時も点を立て続けに取られてしまった。そういうところで粘りきれなかったのがこのチームのまだ弱いところ」と課題を口にし、夏へ向け気持ちを切り替えていた。