ドラ1候補の根尾V撃&完投 大阪桐蔭2年連続5度目V 智弁和歌山との再戦制す
◇春季近畿大会決勝 大阪桐蔭3―1智弁和歌山(2018年6月3日 明石トーカロ)

近畿大会決勝があり、大阪桐蔭が智弁和歌山を破り、2年連続5度目の優勝を飾った。史上3校目の連覇を達成した今春の選抜大会から公式戦は破竹の15連勝で、春の近畿の頂点に立った。
大阪桐蔭は1点を追う4回、中川卓也主将(3年)が中越え二塁打で出塁。今秋ドラフト1位候補の4番・藤原恭大外野手(3年)が左前へ同点の適時二塁打を放った。なお続く好機で、同じく1位候補の根尾昂内野手(3年)が右前へ勝ち越しの適時打を放った。根尾は8回1死一、三塁から一塁線を破る適時二塁打。勝負を決めた。
今春の選抜決勝でも2失点で完投した根尾は初回に3本の単打を浴びて先制を許したが、2回以降は尻上がりに調子を上げ、9回を1失点完投。選抜決勝の再現となった今回の決勝も智弁和歌山を返り討ちにした。
智弁和歌山は今の3年生が入学して以降、対大阪桐蔭戦は17年春の近畿大会、同年夏の甲子園大会、同年秋の近畿大会、18年春の甲子園、同年春の近畿大会と5連敗。08年春の近畿大会からチームは屈辱的な6連敗を喫した。