本塁でのクロスプレー 捕手の足は送球をキャッチした際の流れだった?「ルール違反と思わない」
◇ナ・リーグ カブス4―3フィリーズ(2018年6月7日 シカゴ)

7日に行われたカブス―フィリーズ戦において、本塁でのクロスプレーの際に捕手の足が走者の走路を塞いだとして得点が認められるプレーが見られた。
カブスは3―1とリードの5回、1死満塁の場面で4番・リゾがレフトへのフライを打ち上げ、左翼・コーゼンズがこれをキャッチ。三塁走者のアルモラはタッチアップで本塁へスタートを切ったが、コーゼンズからの好送球で本塁タッチアウトとなった。
しかし、ここでカブス側がノーバウンドの送球をキャッチした捕手・ナップの左足がホームベースを塞いでいたとしてビデオ判定を要求。その結果、アルモラのホームインが認められ、カブスは貴重な追加点を挙げた。
2014年から大リーグでは危険な衝突プレーを回避するため、捕手のブロックを禁止するルールを導入。今回のクロスプレーではこのルールが適用され、カブスの得点が認められることになったが、納得がいかないのはフィリーズ側。野球規則7・13には送球を受けるために捕手が走者の走路を塞いでしまった場合、ルール適用外とされている。
試合後にナップは「ブロックと判断されたのは、送球をキャッチした際の流れ。あれがルール違反だとは思わない」とプレーを振り返り、レーザービームを見せたコーゼンズも「タッチアウトだと思ったから、カブスの得点が認められて腹立たしいよ」とコメント。送球のカバーに入っていた投手のピベッタは「野球が変わったということだね」と呆れ顔で語っていた。