虎ドラ8藤谷153球初完封 パナソニック初戦突破
◇社会人野球日本選手権1回戦 パナソニック6―0JFE西日本(2016年11月2日 京セラD)

20歳の藤谷が153球の熱投で、パナソニックの初戦突破に貢献した。ドラフト8位で指名した阪神のスカウトが4人見守る前で、最速は142キロながら持ち味の緩急を使い、散発6安打で公式戦初完封。「負けたら終わりなので、絶対に負けられないと思って投げました」と胸を張った。
1メートル94、90キロの大型右腕。将来性を見込んで指名したが、畑山統括スカウト補佐は「(ドラフト当日は)誰だ?と思っている人も多かったんじゃないかな。それ(指名)が正解だったということを証明してくれました」と手放しで喜んだ。
▼JFE西日本・村上文敏監督(5度も得点圏に走者を置きながらも零敗)直球のスピードはそれほどでもなかったが、遅い球にやられた。あの若さで大したもの。