青木アストロズ移籍「夢かなと」 好印象「優勝狙えるチーム」

 マリナーズからウエーバーでアストロズへ移籍した青木宣親外野手(34)が5日、明治神宮外苑創建90年記念奉納試合のヤクルト―東京六大学選抜戦(神宮)で始球式を行った。

<東京六大学選抜・ヤクルト>始球式に登場した青木宣親

 グレーのスーツ姿でマウンドに上がり、ヤクルトの西浦を相手に内角高めに投げ込んだ。早大から03年ドラフト4位でヤクルトに入団した青木は「(両チームに)ゆかりのある選手として代表で投げた。天気も凄くよかったですし、気持ちよく投げられました」と笑顔。最後は一塁側スタンドに始球式で使用したグラブを投げ込むファンサービスも行った。

 大リーグ5球団目となったアストロズについては、前日4日の午前5時ごろに代理人からの電話で移籍を知ったそうで「僕も相当寝ぼけてたから夢かなと思いながら」と笑いまじりに移籍を知った経緯を告白した。チームの印象については「いいチームですね。優勝を狙えるようなチームだと思います」と好印象を抱いている様子。それでもまだ保有権が移っただけで、今後は青木サイドとアストロズとの間で来季年俸についての交渉が残されている。不調に終われば12月上旬にFAとなって再び移籍先を探す可能性も残されているだけに「詳しいことはうちの代理人に聞いてもらえれば。まだ本決まりってわけじゃない」と話すにとどめた。