ヤマハ初回4点で勝負あり ナテル粘投でガッツポーズ

 ◇日本選手権準決勝 ヤマハ4―2大阪ガス(2016年11月7日 京セラD)

<大阪ガス・ヤマハ>4回一死一、二塁、花本を併殺に打ち取り、渾身のガッツポーズをみせるナテル

 今秋ドラフトでロッテから4位指名を受けた大阪ガスの土肥をヤマハ打線がわずか19球でKOした。初回に5長短打を集め、一挙4得点。美甘将弘監督は「初回の集中力は素晴らしい」と称えた。

 投げては最速151キロを誇るナテルが5回を2失点と粘投。ブラジル出身の10年目右腕は「信じてくれた監督の期待に応えたかった」と今年の公式戦初先発に燃えた。巨人から4位指名を受けた池田と来秋ドラフト上位候補の154キロ右腕・鈴木を温存できたのは大きい。初頂点へ視界良好だ。