珍記録 先発1球敗戦投手の弘中サバサバ「誇れません」
◇明治神宮野球大会第2日 日本文理大2―3東海大北海道(2016年11月12日 神宮)

先発した日本文理大の3年生右腕・弘中が1球で敗戦投手となった。先頭打者に初球の140キロ直球を中前にはじき返され、2番手・清松に交代。清松は1死三塁から左前先制打を浴び、弘中に自責1がついた。
先発投手の1球敗戦投手はプロ野球でも一度もない珍記録だが「誇れませんね。ただ、コースも悪くなかったし、自分では悔いはない」とサバサバ。継投が得意な中村寿博監督は「弘中はチームで球が一番速い投手。1番打者を抑えて勝てる流れをつくりたかった」と説明した。チームは9回に1点差まで詰め寄ったが、あと一歩及ばなかった。