日本高野連、高知商野球部長を謹慎処分へ 部員がユニホーム姿でダンス発表会に出演
春夏合わせて37回の甲子園大会出場を誇る高知商野球部員が、同校ダンス同好会主催の有料発表会にユニホーム姿で出演したことを受け、日本高野連の竹中雅彦事務局長は「日本学生野球憲章の商業的利用に抵触する」とし、野球部長に対して有期の謹慎処分を課す方針を今月16日の審議委員会で決定。日本学生野球連盟審査室に上申することを明らかにした。
ダンス同好会は昨年12月17日に高知県立県民文化ホールで、入場料500円での発表会を開催。会には昨夏甲子園大会応援のお返しとして、引退した3年生部員がユニホーム姿で出演した。県高野連は一連の活動を問題視し、高知商に対して報告書の提出を求めていた。
同事務局長は「文化祭で同じ事をしても、何の問題にもならない。部の最高責任者の、認識の甘さがあった」と処分の対象は、ダンス同好会の顧問も兼ねていた野球部長であることを強調。部に対しての責は問わず「試合に出られないとかは、一切ない」と話した。