習志野10年ぶり選抜出場 「後輩の目標」ロッテ・福浦に活躍届ける!
習志野(千葉)が、10年ぶり4度目となる春のセンバツ甲子園出場を決めた。

昨秋の関東大会でベスト4入り。小林徹監督(56)は「子どもたちの成長に驚いている。ただ、(秋の好成績は)実力通りの結果とは思えない」。ミーティングでは「(関東大会ベスト4という)出た結果に、実力を追い付かせよう。もっともっとレベルアップしないと」と何度も繰り返し、選手に伝えてきたという。
チームは全国的にも異例の「ダブル主将」の制度を取り入れる。関東大会前に副将だった竹縄俊希外野手(2年)が主将となり、それまで主将だった根本翔吾外野手(2年)とキャプテンが2人になった。「2人ともキャラクターが違うし、相乗効果が出ればいいと思った」と小林監督。試合などで主将として登録されるのは竹縄だが、それ以外は特に役割分担はせずに「ダブル主将」でチームを引っ張っている。
主戦の飯塚脩投手(2年)は最速145キロを誇る右の本格派。出身は習志野第二中学校で、24日に今季限りでの現役引退を発表したロッテ・福浦和也内野手は中学・高校の先輩となる。目標は150キロで「甲子園はうれしい。憧れの場所だし、しっかり投げられるようにこれからの2カ月で最高の状態にして臨みたい」と力を込めた。
「(福浦は)子どもたちにとっては生きた教材で、シンボリックな存在。生き様や野球への姿勢など、後輩の目標になるものを全て持っている」と小林監督。地元の大勢のファンに、そして偉大なOBに甲子園での活躍を届ける。