筒香「つなぐ4番」で“稲葉イズム”継承 勝利へ引き立て役も辞さず
◇国際強化試合 日本―オーストラリア(2018年3月3日 ナゴヤD)

稲葉ジャパンのトップチーム初代の4番に指名された筒香(DeNA)が、勝利のためなら引き立て役も辞さない覚悟を示した。「引き締まった空気の中でいい練習ができた。周りに凄い選手がたくさんいるので、僕はつなぐ打撃をできたら」。
目指すのは、長打だけではない主砲。柳田や浅村ら一発のある打者が前後に並ぶ中、場面に応じた打撃をしてチームを勝利に導く。「つなぎの4番」といえば稲葉監督が選手として出場した09年WBCでの姿だ。3番に青木、5番に村田がおり「つなぎの4番でやっていく」と決め世界一に貢献した。指揮官と以心伝心で重責を担う。
室内練習場で行った打撃練習では鋭い打球を飛ばした。「ジャパンとしての責任がある。今出せる100%のパフォーマンスを出していく」と力強く話した。 (中村 文香)