DeNA 今永 3発で沈むも指揮官信頼変わらず「次のチャンスは必ずある」
◇交流戦 DeNA2―6ソフトバンク(2018年6月1日 ヤフオクD)

DeNAの今永昇太投手(24)が3回、ソフトバンク・柳田悠岐外野手(29)に喫した特大2ランをぼう然と見送った。2回に上林誠和外野手(22)に3ラン、甲斐拓也捕手(25)にソロを被弾すると、立ち直る間もなく、ヤフオクドーム天井に届きそうなギータアーチで沈んだ。
3回59球6失点KO。初回は140キロ後半の速球で三者凡退と5月1日阪神戦(甲子園)以来、今季3度目の先発で初白星の期待が膨らんだ。だが2回1死二、三塁、上林に投げた初球スライダーがワンバウンドのボールになったことで自ら追い込んでしまう。「押し出しは嫌だ」。カウントを取りに行ったスライダーが真ん中へ。こうなると負の連鎖は止まらなかった。
それでも昨季11勝左腕に対する信頼は変わらない。ラミレス監督は「初回はワオッ―という感じだっのに。打たれた回は少しストレートが多かった。パの打者はストレートに強い」と分析しながら「次のチャンスは必ずある」と本拠地・横浜での西武戦(5~7日)先発を示唆した。
ソフトバンクとは昨秋日本シリーズ以来の対戦。試合前、指揮官は「またここに帰ってこれた」と感傷的になりながら「今永はここでも好投してくれた」と同シリーズ2試合13イニング3失点に抑えた今永の復活を信じていた。
ルーキー東、2年目右腕・京田が奮投しているからこそリーグ2位をキープしているが、今永が復肩しない限り、首位を突っ走る広島を引きずり下ろすことは出来ないはずだ。