オリ山本、侍ジャパンの“秘密兵器” 稲葉監督「非常に気になる」
侍ジャパンの「秘密兵器」になる。オリックスの高卒2年目右腕・山本が6日、雨天中止となった阪神―オリックス戦視察のため、甲子園を訪れた稲葉監督から高い評価を受けた。

「中継ぎの山本投手は非常に強い球を投げていますし、非常に気になる投手です」
最速154キロの直球に140キロ台後半の高速カットボール、ツーシームが武器。中継ぎ転向した2年目の今季はセットアッパー役を担い20試合に登板し3勝1セーブ、10ホールド、防御率1・35。都城3年夏の宮崎大会は3回戦敗退で甲子園経験はなし。日本代表経験も、もちろんないが、その潜在能力に期待を寄せられた。
11月の日米野球はもちろん、20年の東京五輪では、順調にいけば大きな戦力となり得る。山本は、イチローの決勝打で2連覇を決めた09年WBC決勝を振り返り「(侍ジャパンには)興味はあります。イチローさんが最後に打った試合は小学生だったけど、今でも覚えています。出られるなら、出たいです」。結果を残し続け、夢舞台を目指す。(湯澤 涼)