オリ金子、虎にリベンジならず バント失敗「切り替えられなかった」
◇交流戦 オリックス1―2阪神(2018年6月7日 甲子園)

2年連続で秋山に投げ負けた。昨年、自己ワーストの9失点した借りを返すことはできなかった。オリックス・金子は6回7安打2失点で5敗目。追いついた直後の6回2死一塁、鳥谷に外角チェンジアップを右中間に運ばれ決勝点を献上した。コースは悪くなかったが「もうひとつ低めに投げきれなかった」と振り返った。
3回、無死一塁で打席が回ったが、送りバントが捕手の目の前に転がり併殺打。「バント失敗しての投球というのが(パ・リーグでは)経験ないので、気持ちを切り替えられなかったのはあるかもしれません」。1死満塁で福留に中犠飛を打たれ先制を許したのも反省点だった。
福良監督は「よく投げたと思いますよ」と及第点を与えたが、エースにとっては悔しさの残る敗戦だった。 (田中 貴久)