中大のエース伊藤 3番手として今季初登板 5四死球と制球難も初勝利

 ◇東都大学野球秋季リーグ戦第2週第1日1回戦 中大5―3亜大(2018年9月11日 神宮)

<亜大・中大>5回途中から救援した中大3番手・伊藤。8回2死、矢野から空振り三振を奪いガッツポーズ(撮影・村上 大輔)

 不調から開幕戦で登板がなかった中大のエース伊藤優輔(4年=小山台)が3番手として今季初登板。7回に勝ち越し点を許したが、その裏打線が逆転して初勝利が転がり込んできた。

 ドラフト候補として期待されたシーズンだが「状態が上がってこない」(清水達也監督)と開幕カードはベンチ入りはしていたがブルペンのみ。この日は5回2死から救援し1安打に抑えた。

 「細かいところは意識せずマウンドに上がりました。状態と気持ちは自信を持って行こうと。80%くらい戻ってきました」

 ただ5四死球が示すように制球に不安も。ストレートも140キロ前半で本来の投球はまだできていない。小山台で選抜に出場。都立の星として入学して最終学年になった。完全復調は先発のマウンドに立ったときになりそうだ。