金足農OBのヤクルト・石山が30セーブ トップ山崎康に2差もチーム勝利「優先」
◇セ・リーグ ヤクルト2―0中日(2018年9月23日 ナゴヤし)
ヤクルトのリリーフエース、石山泰稚投手(30)が23日、自身初のシーズン30セーブを達成した。
敵地のナゴヤドームで行われた中日戦で、2点リードの9回に5番手として登板。「1人1人しっかり打ち取っていくっていう意識をもって投げました」と2死から代打・藤井に右前打を許すも続く代打・福田を捕邪飛に打ち取ってチームの勝利を勝ち取った。
重ねたセーブが「30」の大台に乗ったことについては「チームが勝てばいいと思って毎日投げていますし、その結果がこういう形になって30セーブできたことは本当にうれしく思います」と素直に喜んだ守護神は、今夏の甲子園で準優勝した金足農OB。
今季64試合目の登板。32セーブでトップをいくDeNAの山崎康晃投手(25)に2差と迫った。だが、セーブ王のタイトル争いについて聞かれると「タイトルよりチームが勝つ方が優先なので、まずはチームが勝つようにしっかり貢献したいと思います」とキッパリ。「あしたも絶対勝とうと思います」と高らかにファンへ呼びかけた。