由規、今季限りでヤクルト退団 現役続行の意思固く…衣笠球団社長「苦渋の決断」
ヤクルトの由規投手(28)が今季限りで退団することが2日、分かった。衣笠剛球団社長が「球団の意向を伝え、本人の決意を尊重した。苦渋の決断」と明かした。球団から現役引退の打診を受けたが、本人の現役続行の意思が固く、今後は他球団でのプレーを模索していく。

由規は仙台育英高から07年の高校生ドラフト1位で入団。10年には、当時日本最速の161キロをマークするなど12勝を挙げた。11年9月に右肩を痛め、13年に右肩を手術。リハビリ生活が続き、15年シーズン後には育成契約を結んだ。リハビリを乗り越え、16年7月に支配下に復帰すると、同年7月24日の中日戦では1786日ぶりの復活星を挙げた。
11年目の今季は6月2日の楽天戦(楽天生命パーク)で登板して以降、右肩の状態が上がらず実戦登板していなかった。