バッティングの腕に覚えのあるBG編集部員が「レッドブル・バッティングマニア」に参加してみた

「バッティングマニア」という聞きなれない言葉がBG編集部に入ってきたのは9月下旬のある編集会議。あの飲料メーカーの『レッドブル』が、「バッティング」の大会を主催するらしいといううっすらとした情報。BG編集会議は、混乱した。「え?レッドブルってXスポーツとか、そっちじゃないですか。なんでバッティング?しかもバッティングマニアって何?」その時、BG編集部の誇る球歴を持つ二人の男が言い放った!「要は、バッティングが良けりゃいいって事なんじゃないんですか?バッティングって、例えば、ミートだったり、遠くに飛ばしたり、強く打ったり、方向を定めたり、いろいろあるんです。出ればいいんすよ、ごちゃごちゃ考えず。」。

 BG編集部は、当初会場に来た出場選手を直撃することで、「バッティング」に対する答えを少しでも探ろうとしていた。しかし、この男たちの発言で方向性を変えた。「ただ出ればいい。真摯にバッティングというものに向き合えばいい。」こんなシンプルな考えが、思い浮かばなかったが、「バッティング」の腕に覚えのある編集部員二人の言葉で大きく編集方針が変わった。この二人なら、きっと「バッティング」について何かしらの示唆ができるはずだと考えた。BG編集部はまずエントリーページにアクセスを試みた。
https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-batting-mania

 そして、BG編集部が誇るバッティングの名手二人が無事にエントリーをおこない、決戦の地は、東京都世田谷区にある「オークラランドバッティングセンター」(※既に東京会場の受付は締め切られています。)に決まった。そして、10月某日。二人は、社業を終えると急ぎ決戦の地に降り立った。今回の「レッドブル・バッティングマニア」のルールを簡単に振り返ると、1組2名を1チームとし、バッティングマシンが投じる90キロのボールに1名・25球の2セットで挑戦する。決められた得点が表示された「ZONE」に入った打球の合計得点で勝敗を競うという打撃に特化した戦い、まさにそれぞれの「バッティングスキル」のバリエーションが勝敗を分ける競技となっている。


そびえ立つ得点ゾーンが威圧感を醸し出す


会場に到着するとまずはライバルたちの状況をチェック


 会場に到着した、二人を直撃する。BG編集部員Aが、まずは重い口を開いた。「思ったより的が大きいですね。あの位置は、角度的にライナーで打ち込む事になる。要は、きっちりミートをして、打てば得点になるということなんです。」それに続くようにBG編集部員Bも言う。「バットに乗せるような感覚ですね、軟式なんで。硬式のように、切っちゃダメなんです。乗せる感じ。」頼もしい二人の発言を聞き、応援に駆けつけた他のBG編集部員のボルテージも上がる。


出番になり意気込むBG編集部員A・B


 そしていよいよ係員に呼ばれる。「BGチーム、どうぞゲージにお入りください。」明らかに、BG編集ルームで見せる顔つきと違う二人が、打席に立った。係員の「スタート」の声とともに勝負が始まった。


ライナーでゾーンへ打ち込む編集部員A


 編集部員Bが自分に言い聞かせるようにバットを振る「乗せるように、乗せる様に」。編集部員Aは、言葉通りとにかく強い打球を打ち返す。「30点!50点!・・・」係員のカウントの声が、普段よりは静寂なバッティングセンターにこだまする。色めき立つ応援の編集部員たち「結構、点数入っているんじゃ!」。

フルスイングを続け、肩で息をする編集部員B


25球の終了を赤いランプが告げる。そして、左右の打席を入れ替える。二人とも息が上がっている。「バッティングって、バッティングって、こんなに体力を使うものだったっけ。」一心不乱にバットを振りながら、二人は言うことを聞かない体を必死で制御する。無情にも、また終了を告げる赤いランプが灯る。挑戦が終わった直後、二人は膝に手をつき、肩で息をした。


50球の二人の激闘は終わった・・・


 そんな二人のもとに結果が知らされた。「550点です!」。550点。残念ながら全国の上位チームを表示したリーダーズボードの最下部にも乗らない記録であった。かつて神宮球場を沸かせた事もある編集部員Aが言う「バッティングって、技術と体力が一体化して、はじめてバットコントロールができ、強い打球が打て・・・。今回は、それができなかた。」文武両道の名門公立高校でプレーした編集部員Bは「乗せるって、難しいですね。もっとできると思いましたが、乗せられなかった。そこが一流打者との違いかと。」と語った。結果的に、誰かに「バッティングとは!」と、BG編集部として語れないかもしれない。しかし、二人のBG編集部員は、間違いなく「自らのバッティングに限界と向き合う50球」という濃密な時間を過ごす事ができたはずだ。
 
 「レッドブル・バッティングマニア」の最強打者を決める決勝戦は、12月1日に各地から予選を勝ち上がったプレーヤーによって、東京にて決定されるとのこと。どれだけすごい「バッティングマニア」がいるか、下記公式サイトより詳細をチェックしてみてください!

【 「レッドブル・バッティングマニア」公式サイト】
https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-batting-mania/

<Red Bull Batting Mania 2017>