今秋ドラフト候補の東洋大・佐藤 元プロ選手が指導する「冬季特別トレ」に参加「すごく勉強になりました」
元プロ野球選手が大学生に技術指導する「冬季特別トレーニング」が7日、川崎市のジャイアンツ球場室内練習場で行われ、大学生約90人が参加した。

今秋ドラフト候補の東洋大・佐藤都志也捕手(3年、聖光学院)は、元巨人捕手の加藤健氏に直接指導を受け「ヒントをいっぱいもらった。すごく勉強になりました」と感激の面持ちを浮かべた。
捕球動作のトレーニングでは股関節を柔らかく使う動きを勉強。「普段使わない筋肉を使ったので、短時間でもすごくきつかった」と振り返ったが「ワンバウンドを止める時、一歩目が早くなる感じがした」と早速効果を実感した様子だった。また、投手の球が浮き出した時の対処法を質問。「自分の体全体をミットとして考えて、つまさきを目がけさせたりしてみてとアドバイスをいただいた。細かい部分を見ているなあと。試合にも生かせると思った」と目を輝かせた。
同じく東洋大の右横手右腕で山下雅善投手(3年、東邦)は、元巨人、西武で同じく右横手投げで活躍した鹿取義隆氏から新たなシンカーを伝授された。「今まではひねるイメージだったが、そのまま投げても落ちる握りを教えていただいた。試合で使えそう」と喜んだ。1年からリーグ戦に登板し、ルーキーと思わせない堂々とした投球が光った山下。強気の投球が持ち味で今季は主に救援での活躍が期待される。