中日 石川翔 潜在能力の高さ示すも「自滅です」
◇練習試合 中日6―7ロッテ(2019年2月14日 北谷)

中日の石川翔がロッテとの練習試合でキャンプ初の実戦登板。2回1失点だったが、最速147キロを計測するなど潜在能力の高さを見せた。
4回からマウンドに上がると安田、平沢をいきなり2者連続の空振り三振。同学年の安田に対しては「追い求めていた球」と141キロ直球で、平沢にはスライダーでバットに空を切らせた。
ただ、2死一、二塁のピンチをつくると、藤原にフルカウントから中前適時打を許した。「追い込むと自分の球を投げられるが、カウントが悪いと四球が嫌だという気持ちが出た。自滅です」と悔しさをにじませた。
青藍泰斗から17年ドラフト2位で入団。1年目の昨季は両足かかとを手術するなど出遅れ、1軍登板は1試合に終わった。今キャンプは2軍スタートながら第1クールのシート打撃で評価を受け、1軍昇格。阿波野投手コーチも「随所に良い球があった」と評価した。「翔タイム」はエンゼルス・大谷の活躍を表す言葉だが、2年目右腕にも本家顔負けの期待がかかる。(徳原 麗奈)
《根尾は初の柵越え》右ふくらはぎの肉離れで2軍調整中のドラフト1位・根尾(大阪桐蔭)がフリー打撃で初の柵越えを放った。61スイングで計3発をマーク。ウオーミングアップは最後まで行ったもののショートダッシュだけは不参加だった。先日も「ケガは治りきるところまであと少しです」と話していたように、2軍本隊への完全合流も間近のようだ。